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「日本画 下保昭」
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日本画 下保昭

下保昭

一休禅師の「心とはいかなるものを言ふならん 墨絵に書きし松風の音」という言葉を座右の銘にし、独自の世界の水墨画の作品が大変注目された日本画家・下保昭。1927年(昭和2年3月3日)に富山県に生まれます。22歳の時に西山翠嶂(すいしょう)が主宰の青甲社(堂本印象などが同門)に入門し師事します。入門後と翌年の1950年(昭和25年)に日展に初入選しその後も日展では多くの活躍をされその後1950年(昭和33年)に結婚し日展に力を注ぎ専念し特選や菊華賞を受賞しました。そして1967年(昭和42年)「遥」で文部大臣賞を受賞し才能はどんどん開花されていきます。日展以外にも日本国際美術展や現代日本美術展、昭和世代日本画展などに次々と作品を発表しました。1969年(昭和44年)には日評議員となり 1985年(昭和60年)には芸術選奨文部大臣賞も受賞いますがその3年後に日展を脱退して無所属になり画業に専念します。個展などを中心にして作品を次々と発表。下保昭の作品は自然界の壮大なエネルギーが感じられ霊的なものも表現されみるものを魅了します。日本各地を次々と取材しながら制作活動していく下保昭は日本愛し自然を愛し画を心から愛し精いっぱいのエネルギーを注いで作品を描いていったのではないでしょうか。また、仏教的な無常観が彼のバックボーンにはあります。独自の世界観は彼の思想的な部分が影響しているのでしょう。自ら中国に取材し中国の自然を美しく、彼らしい水墨画で表現された中国山水シリーズでその世界を確立しましたがその後の「日本の山水シリーズ」では独特の日本の美しさや優しさを見事に表現しました。1990年(平成2年)には第3回MOA岡田茂吉大賞を受賞し翌年には京都市文化功労者となります。1997年(平成9年)には京都美術文化賞も受賞。今現在も作品の数々が注目され愛されています。主な作品「遥」「湖上霊峰」「黄岳朝陽」「彩雲暁粧」など多数あります。